街で見かけるロゴ入りボトルカー

飲料の缶や瓶、ペットボトルなどを運ぶ貨物車両のことです。大量の飲み物を工場から出荷するための大型のものから、町の店舗に配送をしたり、自動販売機に商品を補充したりするための小型のものまで、さまざまな大きさのものがあります。

商品を素早く取り出せるように、車両の側面から出し入れを行えるように設計されているのが特徴です。内部は何層かに分かれていたり、棚が設けられていたりと、複数の種類の商品を整理して収容し、取り出しやすいように工夫がされています。運手中に商品が転がったり倒れたりしないように、荷台が緩く傾斜しているのもユニークな特徴です。自動販売機に補充するタイプのものには、屋根の上にゴミ箱から回収した空き缶や空き瓶を積んで運べるよう専用のスペースも設けられています。また、寒冷地では飲料が凍らないように特別に作られた寒冷地用のものも製造されています。

飲料を運ぶので、衛生面にも配慮がされています。車体は掃除がしやすくさびにくいアルミ素材でできており、長年の使用に耐える耐久性を備えています。

ボトルカーといえば、コカ・コーラのロゴが大きく入った車両をイメージする人が多いのですが、これはボトルカーを初めて用いたのが近畿コカ・コーラであるためです。コカ・コーラのロゴ入りのボトルカーはまち中ではとても目立つので、宣伝効果も抜群です。ほかのメーカーも真似をして利用するようになり、現在のように普及するようになりました。

飲料は広く流通している商品です。ボトルカーは飲料の運搬だけに特化した専用車ですから需要も高く、中古車の中でも高値で買い取られ、安値で販売されている人気の車両です。

自動販売機への補充用のものは、まち中の狭い道をくるくると走り回らなければならないので、機動性の高い小型車や中型車が人気です。

使われている車種は三菱ふそうトラック・バスのキャンター、マツダのタイタン、トヨタのダイナ、いすゞ自動車のエルフなど。また、製造メーカーでは京都府にある須河車体が有名で、シェア7割以上を誇る老舗メーカーです。